データマネジメントとは
データマネジメントとはその名の通り「データを管理すること」です。
データを管理するといってもその内容は幅広く、企業活動においては様々なデータがあります。例えば、取引先のデータ情報、社内の運用データ、社員データ、会社全体や各部署の売上データなど。
データマネジメントとは
「様々なデータを設計・構築・管理・運用を行い、企業活動に役立てること」
です。
なぜデータマネジメントが必要なのか
なぜデータマネジメントが必要なのか。それはただ大量のデータを保管しているだけではデータ活用することは難しいからです。
日々、世界中では膨大なデータが生み出されています。しかし、そういったデータの中には粒度がばらばらであったり、重複が発生したりと活用するには適していません。活用する目的にあわせて管理することで、データをよりビジネスに活かすことができるのです。
データマネジメントを理解することで企業の資産であるデータを正しく有効活用しましょう。
データマネジメントのメリット
データマネジメントには複数のメリットがあります。
- 定量的な分析に基づいた戦略設計
- 業務プロセス、業務システムの可視化
- 組織全体の業務効率化
- セキュリティの強化
データマネジメントを行うことで上記のような様々な効果が得ることができます。
これによって企業価値や従業員の働き方の向上につながります。
データマネジメントを体系的に理解するためにはーDMBOK
データマネジメントを体系的に理解するために「DMBOK」というガイドブックを紹介します。
DMBOK(データ管理の知識体系)とは、データマネジメントを体系的にまとめた書籍のことです。
国際的なデータ専門家で組織された非営利団体 DMBA-I(国際データマネジメント協会)が提供し、データマネジメントの概念から活用方法まで幅広く説明がなされています。日本版も出版されており、第一版が2011年12月8日に、2018年11月30日には第二版が発売されています。
★10のマネジメント機能★
データガバナンス
データアーキテクチャ管理
データ開発
データオペレーション管理
データセキュリティ管理
リファレンスデータとマスタデータ管理
データウェアハウジング(DW)とビジネスインテリジェンス管理(BIM)
ドキュメントとコンテンツ管理
メタデータ管理
データクオリティ管理(DQM)
*DMBOK = Data Management Body of Knowledge
*DMBA-I = Data Management Association International
企業の価値向上にはデータマネジメントが大切に!
データマネジメントは、今まさに様々な企業で導入が検討されています。継続的な企業の経営および企業価値の向上のためにはデータを管理することは今後重要になってくるでしょう。そのためにはデータを収集することだけではなく、そのデータをどう管理し、活用していくかが求められるのです。
まずは自身の身近なデータをだけでも構いません。徐々に領域を広げていき、様々なアクションに移行できるようにしましょう